プロ投資家が教えるレベル別おすすめ投資勉強本と、おすすめ勉強内容

投資を始めようとする時だったり、新しいステップに挑戦する時など、本を読むことは学びの効率を劇的に上昇させてくれます。

そこで今回は、レベル別、目的別におすすめの投資本を紹介していきます。

初級者・中級者・上級者に求められる知識と、その知識を効果的に習得できる本を紹介していきたいと思いますので

自分には現在何が必要か?という視点を持って読んでみてくだされば幸いです

 

投資のおすすめ本は多く紹介されていますね。

  • 株式投資の未来
  • ウォール街のランダムウォーカー
  • 敗者のゲーム

などなどがおすすめされています。実際にこれらは非常に有益な情報を提供してくれますが、

初心者の場合は、まず何を学ぶべきなのか?を把握してから本を読んでいくことが重要です。

この記事では、投資の実力を向上させるために、どんな知識が必要で、その情報を得るためには、どの本が効果的なのか?というポイントをお伝えします!

ではいきましょう!

初心者はこの2冊

さて最初は初心者におすすめの2冊です。

初心者が投資を学ぶ上で重要になってくるのは

  • 投資とはつまりどんな事をやっている事なのか理解する
  • 長期分散投資についての基礎基本を理解する
  • 投資信託、SP500、日経平均などの基本的な用語をしっかり理解する

以上の3点を抑えることが重要です。

なぜなら、初心者時点というのは、今後の学びがスムーズになるように準備をするタイミングでもあるからです。

 

投資とは何かを理解すれば、投資に対して的外れな行動をしにくくなり、新たな疑問が湧いてきます

長期分散投資について理解すれば、実際に積立投資を行うことができ、資産が増える感覚を掴むことができます。結果として、株式投資に興味が出てきます

基本的な用語を理解できれば、日経新聞や経済ニュースの理解がスムーズになり、もっと学びたいという意欲が出てきやすくなります

 

なので、この段階でのおすすめ本というのは

  • 投資についての基礎基本を『簡単に』抑えられる本
  • 投資に興味が持てるようになる本

 

という特徴を持つ本です。では実際におすすめしていきます

インデックス投資の基礎基本。というよりは王道の投資法を抑える

まず最初に投資初心者、もしくはまだ投資したことがない人におすすめなのは

Twitterでもおなじみの水瀬ケンイチさんの著作

お金は寝かせて増やしなさい』です

この本をなぜおすすめするのか、理由は以下の2つです

 

  • 投資の王道であるインデックス投資について知ることができる
  • 作者である水瀬さんがTwitterをやっている

 

投資初心者の方はまず、インデックス投資を長期目的で行うべきだと思っています。

なぜなら長期でのインデックス投資には投資の根本的考え方がいくつも詰まっているからです。

『経済は時間と共に成長をする』という資本主義的考え方

『一時的な下落は避けられない』という実際に遭遇するであろう困難なポイント

他にも多くのエッセンスがありますが、

長期の分散投資(インデックス投資)は実践ハードルも非常に低く、学びが多い投資手段です。

そんな投資手段を解説していて、かつ作者の方がTwitterで活動をしていて、様々な考え方を発信している。

という点が初心者の学びを加速させる名著だと感じました。

 

投資初心者に多いのですが、最初に学んだ投資手法であったり、現在実践している投資手法を唯一の正解として考えてしまう傾向がままあります。

『インデックス投資以外は全然ダメ!』

『高配当株投資こそ正義!』

『個別株投資やらないなんて損してる!』

などですね。

しかし、投資手法に優劣は本来ありません。それぞれに違う特徴があるというだけの話なのです。

投資経験の浅い人、知識のない人はそこを誤解してしまいます。

そうならないようにするためには、日頃から多くの情報、投資手法に触れることが重要なのです。

Twitterは手軽に様々な人の意見を知ることができます。自分の考え方のバランスを取るため、知識不足を自覚できる場所としては最適な場所だとも言えます。

そんな中に学習に使用した本の作者がいるというのは非常に幸運なことです。

本の内容と比較しながらリアルタイムの意見を聞けるのですから。

そのため、初心者の方にこそ水瀬さんの『お金は寝かせて増やしなさい』をおすすめしたいと思います。

 

自分で調べる力を身につける

投資というのは非常に奥の深い世界です。

その道で何十年も食べてきた人でさえも、明日の株価すら予測することは非常に難しいです。

そんな難しい世界に飛び込むのなら、勉強することは必須と言えるでしょう。(投資信託を買って30年放置とかならいいですけど、多分その人は投資の勉強しようと思ってこの記事読んでないと思うので笑)

 

これからも勉強をしていかなければならない以上、投資初心者のうちにこそやっておくべきことは

今後の学びを効率的にする知識
学ぶ姿勢を習得する(学ぶ方法を知る)

 

以上の2点が非常に重要です。

では、そんな姿勢を身に付けさせてくれる本を紹介しましょう。

『ETF投資入門』

 

先ほど私は『投資は勉強していくことが重要』と言いました。

 

おそらく投資の知識0の人がこの本だけを読んで理解できるか?と聞かれれば

私は『微妙なところかも、、、』と答えます。

この本の内容自体は確かに知識0でもおおよそ理解はできますし、学びも多いでしょう。

しかし、本当に理解を深めようと思うならば、その都度調べなければならない内容、単語というのが少しずつ出てくる本なのです。

 

上級者向けの本になってくると、

そもそもどうやって調べればいいのかわからないという内容についての解説をしている本も出てきます。

そんな本をいきなり読んでしまうと、初心者の方はおそらく『投資ってやっぱり難しいな、私には無理だからやめておこう』

となってしまう可能性が高いです。

 

しかし、学ぶ姿勢はどこかで身に付けなければなりません。

その姿勢を身につけ、かつ初心者が抑えるべき知識も身につけられるという点でこの本は非常に優れているのです。

 

まず、解説している内容については非常にスタンダードな内容なので、

『調べようと思ったけど、調べられない!』

という初心者が投資をやめる原因上位の現象を経験せずに済みます笑(これ本当に重要)

しかし、きちんと調べないと理解できない内容も少し入っている。

かつ、全く調べなくても、なんとなく言っている内容はわかる

という特徴を持っています。

そう言った意味で、この本はまさに初心者に投資の知識と共に、心構えを教えてくれる本といえます。

そのため、初心者が読むべき本におすすめしています。

中級者にはこの知識を学んでみよう!

中級者におすすめだと言える知識からまずはお話ししていきましょう

  • 個別企業分析
  • 業界分析

 

この2つをざっくりといいので出来るようになっていると、今後の投資の選択肢の幅が劇的に広がります

  

 

一例を挙げてみましょう。

例えば、現在(2020年4月)のように感染症が広く広がっている状況では、どのような企業が株価がを伸びやすいでしょうか??

米国なら、AmazonなどのEC販売とクラウド事業を手掛けている企業や

ウォルマートなどの日本の総合小売店のような企業の株価が好調を維持しています。

それはなぜかといえば、

  • 感染拡大を防ぐための巣篭もり需要からのEC需要増加
  • 生活上どうしても必要な食料品を売っているから
  • 在宅勤務の増加からクラウド需要の増加(Amazon)

という理由が挙げられます

 

上記のポイント2点に関しては、『まあそうなんじゃない?』と思えますが、

3点目に関しては多少なりとも業界情報、企業情報がなければ想像できない部分です。

もし個別企業に投資をしたいのであればこのような情報を知っておくことは非常にリターンを上げる際に有効な手法になります。

 

一方で、ETFなどでのインデックス投資しか行わない場合でも、企業分析・業界分析力は非常に有益です

例えば、現在の米国株(SP500)を牽引しているのはITセクターですが、そのITセクターを牽引しているのは

アップルとマイクロソフトです

では、その2社はどのような理由で上昇しているのでしょうか??

 

 

というように企業分析、業界分析は投資のあらゆる面に対して有効に働きます。

では、その分析を行う際に有効な書籍をご紹介しましょう。

 

指数ではなく、企業を買う

まずは、個別企業分析の基礎となる情報を把握しておくことが重要です。

すなわち

『どんな企業が長期的に大きく成長するのか?』

ということです。

『企業の長期的発展可能性』をどのような視点で判断すればいいのか?

実際にファンドマネージャーはどう企業を分析しているのか?その一端をまずは知ってみましょう。

そのためのおすすめ本はこちらです

 

『市場ではなく企業を買う株式投資』

 

『企業ではなく市場を買う株式投資』では、実際のファンドマネージャーとの対談形式で、企業分析手法や、投資哲学を紹介しています

個別企業について、『なんとなく買っていた』『実際に戦略を持って買っているわけではなかった』

という方にはまず読んでもらいたい一冊です。

 

個別株分析について全く知識のない状態では、調べながらの読書にはなると思いますが、それでも話している内容は非常にわかりやすいです。

そのため、中級者なりたて!初級者ではないかな?って人におすすめしたい1冊はこちらです。

ファンダメンタル分析を正しく学ぶ

個別企業分析の根本的な考え方を一通り押さえた後は、実際に分析する手法、すなわち『ファンダメンタル分析』について押さえてみましょう 

おすすめはこの本

外資系アナリストが本当に使っているファンダメンタル分析

EPS PER FCFなど様々な指標はありますが、それぞれの正しい意味、どう見るか?どう考えるか?

きちんと理解しています!と言える人は大丈夫ですが、なんとな〜く理解していると思っている人は是非読んでみましょう

 

 

ちなみに、自分が物事を正しく判断できているかどうかを確認する方法は

その物事について、起承転結を含めた記事が書けるか、人に説明できるか?

という視点で考えることがおすすめです。

つまり、EPSの場合なら

  • EPSとは何か?
  • どういう時に使えるのか?使えないのか
  • どうしてこの指標が有用なのか
  • 実際に企業のEPSを見て、意見が言えるか

 

以上の4点が論理的に説明できるなら正しく理解しているといえます。

実際にブログを書いてみるとわかりますが、かなり理解度が必要になってきます

『EPSくらいわかるよ〜』と思わず、しっかりと復習してみませんか?

 

特に重要なのは、実際の企業分析での指標の使い方がわかるかどうかです。

EPSについて理解してても、『上がってるからいい会社!』ではなく、

どういう風に上がっているからいいのか?などを含めて理解することが重要です。

そういった多角的視点を養うために、実際のアナリストの手法が学べるこの本をおすすめします。

 

ここまで抑えて!あとは自分の得意分野を!

中級者までのレベルには達してる!次は何をすれば良いんだという方も多いでしょう。

もちろん、まだまだ勉強すべきことは多いです。

金利と株価の関係などは必ず抑えておくべき内容ですし、他にも金価格との相関や、ポートフォリオのマネジメントなどなど

ここからは、一般投資家の中で、中級者はそろそろ卒業かな?と言えるようになるための知識を学んでいきましょう。

 

そのために必要になってくる知識とは

  • 金利と株式の関係性
  • マクロ的経済指標の使い方
  • 財務の理解

の3つが特におすすめです。

 

まず、初心者段階では、インデックス投資を実践しつつ、投資の基礎的な知識を日々の情報から学び、得ていくという過程をおすすめしました。

これだけで、かなりの内容をカバーできるはずです。しかしこれでは、知識はつくかもしれませんが、実際にどう投資をすれば良いのかがわかりません。

 

そこで、中級者のおすすめ本として、実際の株式投資を行っているファンドマネージャーの体験談を踏まえた投資手法の紹介。

そして、では、どうやって分析をしていけば良いのか?という疑問に解消するために、ファンダメンタル分析の本を紹介しました。

 

これから最後にお伝えするのは、『マクロ経済』に関する知識を上手に習得することができる本です。

 

特にその中でも図融資して勉強すべきだと思っているのが

  • 金利
  • 経済指標

この2点です。

なぜなのか、それは株式投資における影響度が非常に大きいからです。

では、まずは金利からみていきましょう!

金利と株式は表裏一体

株式の価格変化と金利には大きな相関関係があります。

 

金利(ここでは債券利回りとします)が安くなれば、株式は上昇する

金利が高くなれば、株式は下落する

 

というように言われているくらい相関が深いです。

そして、金利と株式の価格変化が大きく関わってくる株式というのはかなり多くのセクターに存在します。

  • エネルギーセクター
  • 不動産
  • ヘルスケア
  • 生活必需品
  • 金融

以上5セクターの価格変化を説明する際に、金利の理解が必須になることが多いです。

全11セクターのうち、5セクターにかなり大きく絡んでくる。つまりインデックス投資をしている人にも個別株投資をしてくる人にも関係が深いのが金利です。

 

しかも、この金利関係が大きく影響してくる株式とは、『高配当銘柄』というところもポイントです。

高配当銘柄投資という言葉もありますが、それ以外にも高配当として注目しておかなければならない銘柄というのは多く存在します。

それら重要銘柄の株価変動を理解するために、金利への知識と理解というのは絶対に必要なものになってきます。

なので、私は、金利に関する勉強がこの段階では必要だと考えているのです。

では、具体的にどの本がおすすめかというと、

 

 

『世界一わかりやすい金利の本』

 

 

まずは、この本がおすすめです。金利と株式の関係というのは、まずは金利の仕組みを理解する必要があります。

実は、金融機関の人間であっても、若手であれば金利について正しくわかっていない人というのは、珍しくありません。

それくらい、難しい内容なのです。

 

なので、最初に読む本はなるべく簡易に書かれている本がおすすめです。

この本も、かなりわかりやすく書かれてはいますが、決して内容が不十分でないということはありません。

  • 金利はいつ変動するか
  • どう企業に影響を与えるか
  • 長期金利と短期金利の違いは何か?

などの基本的なことはしっかりと抑えられています。この本を読んだ後で、実際に金利変動のニュースを読むと驚くほど理解が進むようになっています。

(私も昔この本の前バージョンを読みました)

是非、金利の勉強も少しずつやってみてください!

では、もう1つのおすすめ本。『経済指標』に関するものです。

 

経済指標は企業動向の集合体

経済指標に関しては、実際に投資をしている人ならば、聞いたことがある内容が多いのではないでしょうか??

 

  • GDP
  • ISM製造業指数
  • 小売売上高

 

などなど、多くの経済指標が、週次、月次、四半期別、年別で公開されています。

その影響力は大きく、株価だけでなく、為替などにも大きな影響を与えていることは多くの方が知っている内容ではないでしょうか?

 

しかし、そんな中で、

『どの』経済指標が『なぜ』重要で、『どこに』影響を与えるのか

 

正しく理解している人は少ないんじゃないでしょうか??

もし、経済指標についてしっかりと理解ができていれば、戦略的な投資が可能になります。

例えば、小売売上高を例に考えてみましょう。

経済指標の活用事例!1つのデータからここまで読み取れる

小売売上高を例にして、経済指標の使い方をお教えいたしましょう!

2020年3月の米国小売売上高はYoY▲8.7%と市場次第の下落幅となりました。

通常であれば、

『そうなんだ。じゃあ小売店とか米国の景気は悪いんだね、、、』

で終了です。もしかすると、消費関連の銘柄を損切りする人もいるかもしれません、、、

しかし、もし知識があって考察ができるなら、こう言う使い方ができます。

 

今回の小売売上高は全体指数こそ8.7%現象と大幅な下落を受けましたが、

コア指数と呼ばれる小売売上高の中でも変化比率の高い指数を除いた指数はむしろ+1.7%に上昇していました。

ここで、止まってしまうと、

『あ、じゃあ本当は悪くないんだ!下がってるし買いだ!』と買ってしまう人もいるかもしれません。 

ちゃんと理由も考えてあげましょう!

理由を考察すると、3月は巣篭もり需要で家庭用品などの生活必需品に多くの消費があったことがわかります。

この消費がコア指数を押し上げていたんですね

しかし、このような生活必需品の消費はいわゆるパニック買いであり、

実際の需要よりも多く買われていたと言うことは日本の『買い占め』をみていてもわかりますね

結局、日用品は『家庭内在庫』として溜まっていくだけで、新たな需要を産みはしません。

結局、需要の先取りをしただけなので、4月以降は大きく消費が落ちることが予測されます。

ここまで把握してから、投資行動を考えることができますね!

 単に数字だけ見て投資をしてる人と、上記のような考察をしてから投資をしている人。

長期で見ればどちらが勝率が高いかは明らかでしょう。

 

そのように、正しく現在の経済状況を判断するために、『経済指標』をしっかりと勉強する必要があるのです。

では、実際に、おすすめ本を紹介していきます。

経済指標のおすすめ勉強本は少し難易度が高め!

 経済指標を勉強するおすすめの本は

初めてでも読み解ける! 「経済指標」の見方&読み方決定版』です 

経済指標の勉強本として、重視した項目は、

  • 経済指標の意味がわかる
  • 投資への活用方法がある

 と言うことです。尚且つ、それで簡易な文体で書かれてあることがベストだと言う条件で選びました。

景気の波の循環期間など、マクロ経済に関する情報が網羅されている内容ですので、初学者にも読んでもらいたい内容になっている本です。

 

そして、これはもう少し勉強した人向けなのですが、こちらの本も紹介していきたいと思います。

ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール

こちらの本はやや、前提知識が必要になりますが、その分かなり多くの経済指標と、その投資への活用方法を知ることができます。

  • バルチック海運指数
  • ビッグマック指数
  • 石油在庫

上記のようなかなりマイナーな指数も網羅しておりますし、為替動向に寒鴉する指標も解説しているので、かなりおすすめの1冊です。

もし、知識がそこそこあるようでしたら、こちらをおすすめします。私もたまに今でも読み返す本ですので、是非読んでみてください。

終わりに

ここまでお付き合いくださってありがとうございます。

今回はおすすめ投資本というよりは、初心者からレベルアップしていくには、どのような知識と経験が必要で、

その知識を得るためにはどんな本を読むのが効果的か?

ということをお伝えいたしました。

投資の世界では特に、最初はこれをやれ!というのがかなり曖昧な場合が多いです。

そんな中で、少しでも初学者などの勉強の助けになってくれればと思います。

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