米国 耐久財受注の見方と影響 株価とFX

米国経済指標の1つ「耐久財受注」の株価やFXに及ぼす影響を解説して行きます。見方や着目ポイントも解説

耐久財受注とは?

3年以上使用されると定義されたもの、例えば自動車などの月ごとの受注額を集計して算出する指標。

一般に高い数値が出れば製造業が盛んになっているとされるので景気変動の先行指標とされる。

高い数字が出ると、米景気の好調さを示すとしてドル高、低い数字は景気後退の予兆とされ、ドル安に進む傾向がある。

耐久財受注を見るポイント、注目点と見方。

耐久財は特にだが、基本的にモノというのは、生産前に発注されるので実際にお金が回る(経済に影響を与える)前に景気の動向が予測できる数字とされる。

つまり、耐久財受注の数字を見れば将来に使われるお金の量の推測が出来るんです

だからこそ、株価や為替に対しての影響力を持ちます。(高い数字なら株価もドルも上昇)

ポイントとしては

非国防資本財受注の新規受注の数字が重要です

なぜなら、この数字は世界で最も重要な経済指標である

米国のGDPの設備投資の数字に直結する数字だからです。

その分株価、為替に対しての影響力も大きいので注意すべき点でしょう。

耐久財受注を見る際の注意点

注意点としては2つ

まず、かなり数字の改定が入るということ

もう一つが、コア資本財受注の数字が大切ということです。

では1つずつみて行きます。

改訂に注意!耐久材受注。特にFXは注意を!

耐久財受注はかなりの高頻度で速報と確報の間で改訂が入ってしまいます。

そのため、株価などへの影響は限定的となっていることに注意して行きましょう。

ただ、かなり為替への影響力はもっていると判断されるレベルの相場の変化を引き起こすためにFXをやっている人には注意すべきところが多いです。

耐久財の中でも見るべきポイントはコア資本財受注

基本的に経済指標を見る際には実際に経済を回す(しかも継続的に)部分に着目することが大切です。

ですが、この耐久財受注には2つの大きな変動の激しい部門の数字が入っています。

輸送に関する受注と、国防に関する受注です

輸送と国防についての受注は、実際の景気とは無関係に発生することも多く

かつ、非常に額が大きくなるので正しく景気変動の数字として捉えられないことが多いです。

たとえば、最近話題のボーイングの事故によって、飛行機の受注は減少しましたが、それは景気にはあまり影響しないです。(移動に対しての需要が変化したわけではないので)

しかし航空機のような巨額の受注が減ると、さも景気が悪化しているようなデータとなることもしばしば。

国防に関する同じ理由で、できれば除外して考えたい。

そこで、輸送機と国防に関する受注以外を合計した数字である

コア資本財受注の数字を重視して正しく景気変動の予測をすることを心がけましょう

まとめ

耐久財受注は景気変動の先行指標なので、高い数字が出ると株価、ドル上昇。(逆も然り)ただし改訂が多いこともあり、重要度はそこまで高くない。

一方、FXに関してはそこそこ大きな影響力を持つのでそこには注意が必要。

指標としての見方は、月ごとに大きく変動する要素である、国防に関する受注、輸送に関する受注を除いた数字の

コア資本財受注の数字が民間の設備投資

の先行指標となるのでここを重視すること。

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