ESG投資を利益に結びつける! ポイントはGPIF!

こんにちは、たりたりです。今日はESG投資についてお話ししていきましょう。

言葉くらいは聞いたことがあるかもしれないESG投資ですが、内容を知っている方はどれほどいるんでしょうか? 

そもそもESGって何? ESGって別に儲からないんでしょ?なら知る必要なくない??


などの疑問はあるかもしれませんが、その点に関してもこの記事できちんと解説していきます。

しかし、まずは重要な事実を先にお話していきましょう。

長らく言われていた『ESGは儲からない』という言説。こちらが今少しずつ覆ってきています。

こちらのグラフをみてください

ESGのパフォーマンスが劇的に上がっている!!

これは2018年1月から2020年7月までのTOPIXと日本の代表的なESG投資できる指数のパフォーマンスです。

ご覧の通り、日本ブロッサムという指数に関してはTOPIXとほぼ同じパフォーマンスとなっていますが、

 

日本ESGリーダーという指数についてはほとんどすべての局面でベンチマーク(勝ち負けの基準とする指数)であるTOPIXを上回る結果をこのしています。
 

もちろんこれは『ESGだから指数に勝てた!』ってことではなく、市場環境が故に勝てたという理由もありますが、

それでも『ESG=儲からない』という状況は昨今崩れかけていることがわかります。

 

今日はESG投資がいかに利益につながるのか?今後どうなっていくのか?という点を中心に、知識0からESG投資について理解を深めていきましょう!

 

ESG投資はどうして利益がでているの??

では、ESGがどうして今後利益に直結してくるという意見があるのかという点から紹介してきましょう。

それは『機関投資家のマネーが流入してくるからです』

こちらをご覧ください

三菱重工IRページより

 

これは三菱重工のIRの画面なのですが、ESGが優れている銘柄として選定されたことを大きく宣伝しています。

この内容、いったいどういうことなのかと言うのを解説します!

 

GPIFという日本最大、世界でも最大規模の投資団体があるのですが、そこはESG投資を積極的に行っています

 

GPIFの投資額は非常に大きく、2020年3月末の時点で6兆円弱の金額をESGに優れている銘柄に集中して投資をしています。

 

これがどれくらい巨大な金額かと言えば、

日経平均225銘柄の売買される金額全てを合わせた金額は1日で約2兆円ありますので、日本を代表する銘柄全ての売買代金の3日分と考えてください。

 

まあ、かなり大きい金額ということです(笑)

 

GPIFのESG投資にはある特徴があります。それはESG指数という指数を作って、指数に投資をするという物です。

 

指数というとSP500や日経225などのようなものが思い浮かびますが、

これらの指数もある一定の基準を満たした銘柄を合わせて作られています。

GPIFは『ESGについて良い会社』を多く集めた指数に投資をすることでESG投資を行っています。

つまり、各企業にとっては

『そのESG指数に採用されること、なるべく大きいウェートを付けてもらうこと』が重要です。

なぜなら、そのウェートが大きくなればGPIFをはじめとするESG投資をしたい投資家からの資金流入が大きくなるということなので。

だからこそ、さっきの三菱重工のようにESG指数に選ばれました!って大々的に宣伝するんです!

 

『ESG指数に選ばれたよ!どんどんこれからESG投資をする人が増えてくるから今後はもっと株価上がるよ〜!!』っていうアピールですね

基本的にはESG投資において今後利益が出てくる!という根本の理由はこちらです。


ESGだからという理由で資金流入があるという物です。

しかし、これは日本ではあるあるなんですが、海外では少し違ったESG投資が行われています。

では、今からは海外でESG投資を収益につなげる方法を見ていきましょう。

海外でのESG投資の手法!ESG手法の理解で利益を狙おう!

ここからは、基本的なESG投資の手法をご紹介していきます。

ESGというのは今、話題になっている投資手法なので、ESGで注目されるということは株価も注目され、売買が盛んになるということです。

例えば、テスラなどがその好例でしょう。

テスラはここ数年で株価を急激に伸ばし、現在ではトヨタすら時価総額で超える大企業になりましたが、

この株価急上昇のきっかけは、テスラが電気自動車メーカーであるという子が原因では?という意見を持っている方も多くいます。

ESG投資が話題に→電気自動車への期待が膨らむ→テスラが注目される→株価が急激に伸び始める

 

という理屈です。

さすがにテスラのようにはならなくとも、注目されていなかったがゆえに株価があまり動かなかったバリュー株が着目される原因にもなりうるので、

『どうやったら注目されるのか?』の根本である『ESG投資の行方』について見ていきましょう。

ESGの手法5つ!

ESG投資の仕方というのは主に5つあります。

  • ネガティブスクリーン
  • ポジティブスクリーン
  • 国際規範スクリン
  • ESGインテグレーション
  • 株主行動

この5つが主要なESG投資の仕方です

 

この5つを覚えておけば大体全てのESG投資に対応できます。

では、それぞれの特徴をかるく説明していきます

 

ネガティブスクリーン
タバコや兵器開発などの特定の業種を外して投資をします。
世界で最もメジャーなESG投資

 

ポジティブスクリーン
自動車業界や食品メーカー業界など、同業他社と比較して、特にESG
に優れている銘柄に集中して投資をする方法

 

国際規範スクリーン
ネガティブスクリーンは特定の業種を丸々排除するが、これは国連やILOなどの国際機関が定めた基準に達していない銘柄を1つ1つ投資対象から外すやり方。

 

ESGインテグレーション
企業分析の際に、ESGスコアを評価項目に加える。現在かなり注目されている指標で、リターンとの整合性が壊れにくことが特徴。

 

株主行動
投資先に株主としてESG対応を迫る。ある意味もっともリターンを出しやすい手法。投資した企業の株主総会で意見いうだけなので(笑)

だいたいがこの5つの種類でESG投資を行っています。


例えば、日本の年金基金であるGPIFはポジティブスクリーンを行なっているとHP上で表明しています

 

さて、これらの方法を知ったあとは、

『じゃあ、この銘柄ならいずれESGで注目されそうだな!』という風に目をつけることができます。

それでは、ここからは『ESG的に優れている』とはどういうことなのか?一般的な評価項目をお伝えしていきます。

 

ESGの評価項目を調べてみよう!

現在、ESGについて評価する項目は様々なものがありますが、大きく分けると。10個の項目で審査されていることが多いです。

環境部門は

  • 気候変動
  • 天然資源
  • 汚染と廃棄物
  • 環境の機会

 

社会的役割部門は

  • 人的資本
  • 製造物責任
  • 株主の反対
  • 社会的機会

 

ガバナンス部門は

・企業内の統制
・企業行動

このような項目に基づいて点数付けされています。

 

MSCIという指数会社のHPによると、それぞれの項目について


AAA
AA
A
BBB
BB
B
CCC
という風に段階を分けて評価している様です。

https://www.msci.com/esg-ratings(MSCIのHPです)

 

リンク先に飛ぶと、各項目でさらに詳しい評価項目が出てきます。

 

例えば、気候変動の欄なら
CO2の排出量などが評価項目に入ってますね。

 

このように評価項目ごとに自分の投資したい銘柄を調べてみましょう。

銘柄のHPに行って、どのような企業活動をしているのかを確認するだけでも大きな学びがありますよ!

現に、GPIFのHPにいくと、どの様な項目を重点的に評価しているのかを確認することができます。

これらをみてみますと、

このような項目を重視しているということがわかります。

是非一度自分でも調べてみましょう!

今後のESG投資と今回のまとめ

では、ここからは今回のESGのまとめと今後どうなっていくかをお伝えしていきます。

まず、今後もESG投資の流れは加速していくことが予測されます。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-14/Q5O7PGDWX2PS01

この様にニュースでも取り上げられていますし、現に投資金額の推移を見てみますと

GPIFではここ1年半でほぼ倍にまでなっています。

今後もこの様な動きは継続していくというのが大方の見方ですし、

現に様々な企業がESGへの取り組みを発表していることからも、今後に備えてESG的視点を持っておくべきでしょう。

 

では、今回のまとめです

・ESG投資は現在加速度的に注目度、投資額ともに伸びてきている

 

・ESG投資の金額が増えるに伴い、ESG銘柄とそうでない銘柄には機関投資家や指数投資からの資金流入額に差が出てくると思われる

 

・ESG投資の銘柄選定はスコアリングによって行われるので、スコアリング項目をチッェックしよう

というのが今回の主な内容です。
ぜひ、みなさんもESG的視点を持って銘柄を見てみましょう!

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