6月6日、初心者でもわかる日米の毎日の相場解説〜!実際の相場を解説しながら投資の基礎を学ぼう!
6月6日の相場の動きを解説します!ただ単に解説するだけじゃなくて、なぜそうなったのか、今後の展開も含めこのコラムを毎日見ていれば株式相場の基本がわかるような解説をします!自分が完全に素人の状態の時から書いているノートを元に書いていくので、高校生でも安心して勉強していってください

日本の市場
まずは、株式相場に慣れている人向けに普通の文体で書いてみます。
文章の意味わかれば初心者卒業。因果関係がわかれば中級者。今後の展開と個別銘柄の動きの予測できれば上級者ってとこです。行きますよ〜
日本株は6日ぶりの大幅反発。前日、米国株がパウエル議長の利下げ発言、貿易摩擦懸念後退を受け大幅上昇。その影響を受け、寄り付きから大幅上昇。中国株高と円安推移が株価の支えとなり高値圏を推移し、結局反発して引け。
どうでしたか??
今回実はかなり簡単な文章でした。では解説していきますね
今日までの流れ
日本の株式市場は昨日まで毎日値下がりしていました。
理由は米中貿易摩擦と、それによる円高です。
米中貿易摩擦は、世界的な景気の後退を予感させる出来事です。
大事なことなので覚えていてください。基本的に世界の市場は米国市場と同じ動きをしますそれほどアメリカの影響力は大きいです。

そして貿易摩擦は短期的には当事者が一番ダメージを受けます。
なので、アメリカが貿易摩擦を起こす→景気後退
上記の流れは世界的な景気後退を引き起こしました。
輸出先の大部分を占めるのがアメリカと中国っていう日本の株価がどうなるかなんて考えればわかりますよね。。。笑
もう一つの日本株下落原因は円高です。

この言葉を覚えていてください。リスクオフの円買い
平たくいうと景気が悪い時は円が買われて円高になるってことです。
そんな状態で円高となっていましたが
貿易摩擦が心配なくなるんじゃないかって思われた事で、これまでと反対の動きをし始めました。つまり円安になってきたんです。
これからの流れ
今まで景気を悪化させてきた、アメリカの貿易摩擦問題。
そして景気が悪化したため、円高になり、輸出業界がさらに不況状態となっていた日本
その2つの問題が一気に解決に向かう兆しを見せたので、まずアメリカが好景気になるかもって動きを見せました。とするとつられて日本も上がります!
だから今日の日本株式市場は大幅に上昇したって事なんです。
はいでは次米国
米国市場の動き
昨日のパウエル議長の利下げ発言を受け、上昇して寄り付き。ADP雇用統計が市場予想を下回ったことを受け、さらに利下げ感想が強まり幅広いセクターに買いが入る。一部半導体メーカーがファーウェイとの取引中止の悪影響を売上見通しに反映されたことから、半導体セクターに買いが入る。しかし利下げの影響は強く、結局不動産、交易といった内需のディフェンシブに買いが入り、続伸して引け。
いったん専門用語を使わずに上記の文章を言い換えます。

昨日は、FRBパウエル議長(アメリカの中央銀行の議長)がアメリカ経済を元気にするために金利を下げて、もっと経済を活発にする!といったことを匂わせました。
その影響が1日経っても残っており、朝からかなり株が買われました。
でも、本当に金利下がるのかな?っていう疑いもあったのですが、そこに「案外景気悪いんじゃない??正社員の数とか少ないよ?」っていう経済指標が発表されました
本来景気が悪いってのはよくないことなんですが、今回ばかりはみんなこう思いました
「お、本当に景気悪いじゃん!これは本当に金利下げてくれるぞ!」
だから全体的に株が人気になって株価全体が上昇しました。
特に上がったのが、貿易摩擦がこれからおこったとしても大丈夫な分野。
電力会社や不動産といったインフラ系や国内需要に連動する株でした
といった内容です。もうこれだけでかなり解説した気がする、、、笑
ではここでワンポイント!
それは重要な経済指標です
ほぼ毎日のようにいろんな経済統計が発表されています
GDP,雇用統計、受託ローン申請指数、、、
これらを重要度別に分け、重要なものはどのような影響を持つかを把握しておくことが株式相場を考える上では必須です。
では今日は先ほども言ったADP雇用統計について
アメリカの雇用統計指数は最重要指数の1つと言ってもいいくらい重要です。
なぜかというと、アメリカは日本と違って好景気は大量採用、不況時は大量リストラを行うので、雇用統計は市民生活レベル、企業の危機感をかなり正確に表すからなんです(日本と違いますね)
今回のADP雇用統計は本番の雇用統計の先行指数となるのでかなり重要な指数
だからこそ市場が反応したってわけなんですね!
じゃあここら辺で! また解説するよ!
毎日なんで軽〜く行きます!